皆さん、前回「介護」について記事を書かせていただいた長万部町出身で介護福祉士の前川です!
ほんの少しでも介護について考えていただけたのであれば嬉しい限りです!
さて前回の記事で「たまにでも良いので顔を出してあげて下さい。遠方に住んでいるのであれば電話だけでも」ということを書きましたが、【うちのおじいちゃん、おばあちゃん施設に入ってるんだ】っていう方もいらっしゃると思います。
そこで今回は「面会」という形で、介護施設に入所されている祖父母や父母のために何かできることはないか書かせていただきたいと思います。
顔を見せに行っていますか?
さて、施設で勤務している僕が見る「面会」ですが、頻繁に来て下さるご家族様もいれば、なかなか面会に来られないご家族様もいらっしゃいます。僕の住んでいる八雲町も第1次産業の町ですのでなかなか都合が合わないのもやむを得ないのかもしれませんね。
直接面会に来ていただけるご家族様ももちろんいらっしゃいます。「毎日家族の者が来てくれて嬉しいよ」と言われる方も中にはいらっしゃいます。そしてゴールデンウィークやお盆時季、年末年始等の帰省時にしか面会に来られないご家族様がいらっしゃると、いつもよりも楽しくお話をされている様子等も伺えます。
このような時季をきっかけに、外出や外泊を希望される利用者さんも中にはいるのです。
年に数回しか会えないご家族様がいるのであれば家で過ごしたいものですよね。
もちろん外出や外泊の際は職員の許可や手続き等があると思われます。また職員からの留意事項等も説明されると思いますが、それはあくまでもご利用者様の身体に関する説明ですので、嫌な顔をせず聞いていただければ幸いです(笑)。
介護施設での面会が難しくても
しかし面会が出来なくても出来ることはあります。実際にあるケースですが、手紙が送られ、その手紙と一緒にお孫さんやひ孫さんの写真が同封されていたり、母の日には花束が贈られたり等様々です。その贈り物を受け取った方々はすごく喜んでいる様子を僕たちは見ています。
「遠方で顔を見せられない、施設に電話するのはちょっと・・・」という方もいらっしゃると思います。ですがこういった手紙や写真、花束を贈るという方法もあります。もしよろしければ行ってみてはいかがですか?
他に何か【うちのおじいちゃん、おばあちゃんに何か出来ることはないか】と考えて頂けるのであれば、実際に以前嗜んでいたものを勧めてみてはいかがでしょうか(飲酒・喫煙等はおやめ下さいね)。
編み物や音楽鑑賞、カラオケ等様々だと思います。趣味を行うことは心の安定化を図ることも出来ますので、勧めてみてはいかがでしょうか。
介護職員を頼ってください
最後になりますが、面会中にごく稀にご利用者様が「トイレに行きたい」等の訴えがあった際にご家族様が手伝われていることがありますが、なるべく職員に声をかけて頂ければ幸いです。「職員さんが忙しそうで声をかけにくくて・・・」ということを言って下さるご家族様もいらっしゃいますが、気軽に声をかけて頂きたいと思います。
いかがでしたか。もしこれを読んでいただいている方で実際に施設に入所されている父母や祖父母がいらっしゃるのであれば、少しでも考えて頂けたら嬉しいです。皆さんのおかげでご利用者様が元気になることは職員にとっても喜ばしいことです。
ぜひ「散歩に行ってくる」みたいな感覚で面会されてはいかがでしょうか。